巨人などで投手として活躍した桑田真澄氏(46)が、東京6大学リーグの東大の特別コーチを退任することが5日、分かった。東大関係者によると、今年限りで学生野球の指導資格がなくなるためで、12月31日付で退く予定。

 桑田氏は2013年1月に特別コーチに就任。その後、同年7月にプロ経験者が学生野球の指導者になるための新制度が施行され、研修を受けて資格を回復する必要が生じたが、既に大学の特別コーチなどに就任していた場合は1年間の猶予が設けられた。桑田氏が来年以降も指導を続けるには研修を受ける必要があるが、同氏は昨年度に続き、本年度も受講する意思がないという。東大は今秋のリーグ戦も白星がなく、リーグワーストの連敗記録が86(2分けを含む)に伸びた。