プロ注目の144キロ右腕、神戸国際大付(兵庫)岡本健(3年)がプロ志望届を出さず、社会人の「かずさマジック」に進むことが2日、分かった。体力、投球術ともに成長をはかり、最短で3年後のプロ入りを目指す。

 岡本は1年秋から背番号1を背負い、昨秋近畿1位の実績で今春センバツに出場した。腰痛の影響もあり、帝京(東京)に初戦で惜敗。今夏兵庫大会も右ひじの張りで本来の投球ができず、4強に終わった。

 抜群の制球力をオリックス、中日などから評価されてきたが、故障が相次いだことで社会人で体を鍛えることを決断した。かずさマジックは前身の新日鉄君津時代に阪神下柳、ソフトバンク松中らを輩出し、今年は7年ぶりに都市対抗に出場した。