日本ハム2年目の中田翔内野手(20)が4日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で契約更改交渉し、現状維持の年俸1200万円でサインした。今季は1軍で22試合に出場。1軍未出場だった昨年から成長したが、11月22日の「プロ選抜-大学日本代表」で犯した走塁ミスに関し、島田チーム統轄本部長から「全力で次の塁を狙っていくのが日本ハムのプレースタイル」と注意を受け、交渉の場が説教の場に…。球団が期待するハードルは高く、現状維持で落ち着いた。

 中田は「怒られました。すべての面でレベルアップしたい。来年は勝負の年になると思います」。今季は1軍38打席で打率2割7分8厘。イースタン・リーグでも30本塁打のシーズン記録を樹立するなど2冠に輝いた。それでも島田チーム統轄本部長は「球団が期待しているところはもっと高い」と説明した。