楽天高須洋介内野手(33)が11日、Kスタ宮城内の球団事務所で契約交渉を行い、400万円減の7100万円(推定)でサインした。5月に左足関節内外側靱帯(じんたい)を損傷し約3カ月間、戦線離脱した。「ケガをしたことが大きい。その分、働いてませんから」と納得していた。

 07、08年と選手会長を務めた高須だが、今季の出場は楽天に所属してから最少の67試合と、ケガに泣かされた。現在も走れず「1月に入ってジョギングできたら」と話す状態で、2月のキャンプに間に合うかは微妙な状況だ。

 それでも来季へ向け「ケガを治して野球ができる体にしたい」と高須。完治せずに出場し続けて迎えた、クライマックスシリーズ第1ステージ第1戦。ソフトバンク杉内からの先頭打者弾で大勝を呼び込むなど、楽天に必要不可欠な「必殺仕事人」だ。来季へ「仙台で調整をスタートします」と再起に燃えていた。【三須一紀】