今季セ・リーグの投手3冠で沢村賞を獲得した広島の前田健太投手(22)が20日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、7200万円増の年俸1億2000万円とタイトル料3000万円でサインした。年俸1億2000万円は栗原、永川勝とともにチーム最高年俸となる。

 プロ4年目の右腕は「プロに入ったからには1億円は1つの目標だった。クリアできて本当にうれしく思う」と充実した表情で話した。

 前田健は今季、安定した投球で15勝(8敗)、防御率2・21、174奪三振をマークし、セ11年ぶりの投手3冠を成し遂げた。またセの投手では6年ぶりとなる沢村賞にも輝き、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。(金額は推定)