侍ジャパンの大谷翔平投手(28=エンゼルス)が、大フィーバーの中、満を持してチームに合流した。

3日午後、チャーター機で東京から名古屋に到着。「カーネクスト侍ジャパンシリーズ」中日戦の前にグラウンドに登場すると、ファンから拍手と歓声が上がり、かつての対戦相手や初顔合わせの仲間とも交流した。

大谷の一問一答は以下の通り。

-チームメートと何か会話は

ひと通り、あいさつはコーチも含めて。久しぶりに会う方もいるので。

-本大会までは1週間を切っている

まず一番は時差ボケ。しっかり数日でまず直して、ベストなパフォーマンスをゲーム時間に持ってこれる準備をしたいですし、練習の内容も、それに合わせて強度上げていってっていうところかなと思うので。試合前にあと何回ブルペン入るか分からないですけど、そういう強度でしっかり練習できればいいんじゃないかなと思います。

-世界一奪還へ必要なこと、大切なことは

ロースコアになるのが一番の理想じゃないかなとは思うので、その中で1点を大事にしながら取るのも守るのも。1点1点をしっかりと防いで、(点を)とっていくっていうのが、最終的にやっぱり一番勝ちやすいパターンなので、大味な感じにならずに、丁寧に試合を運べれば十分に勝てるんじゃないかと思います。

-ジャパンのユニホームを着て、グラウンドに出てみて気持ちは

早い時間からいっぱいお客さんも入ってもらって、すごいいい雰囲気で、本番まで迎えられると思うので。今日僕は出れないですけど、楽しんでもらえるのが一番かなと思う。選手たちはもちろん勝つために頑張りますし、勝ちを見てもらえるのが一番楽しんでもらえると思うので。

-栗山監督と起用法の話はしたか

今に始まったことではないですけど、もちろん何回も連絡を取りながら、僕もそうですし、エンゼルスのコーチとも連絡を取ってると思うので。そこらへんは随時変わっていくというか、ある程度のプランのもとに、あとは全体のバランス見ながらってことじゃないかなと思います。

-途中からチームに入る中で大事にしたいことは

まずは顔と名前をしっかり(笑い)。その中でチームワークも、もちろん大事ではありますけど、個の集結がね。まずは一番いい形になると思う。しっかりと個人の調整というか、100%、個人個人がグランドの中で自分の持てるものを出せるかどうかが一番のチームワークだと思うので、自分の調整をしっかりとこなしていく、その中で僕に対して信頼をしてくれる選手たちが出てくると思うので、まずそこですかね。

-宇田川がブレークしているが、そんな話は知っているか

ダルビさんとか、ちょこっと連絡取ったりはしていたので。あんまり見てはないですけど、何人かとはさっきもしゃべらせてもらったので、まずはしっかりコミュニケーションからかなとは思います。

-高橋宏、大勢らと話してどうだった

まず自分より年上かどうかわからなかったので、何歳ですかっていうところからですけど(笑い)。

-「たっちゃんTシャツ」も着ていたが、ヌートバーとの交流は

ヌートは明るいって聞いてたので、その通りな感じで元気というか、日本でも人気が出そうなキャラクターかなと思いますね。

-エンゼルスの同僚トラウトとは帰国前に最後、どんな話をしてきた

最後は僕はビジターのゲーム(アスレチックス戦)だったので、あんまり主力のメンバーはビジターには来なくて、僕はもう投げて、そのまま空港に行って帰ってきたので。前日は一緒に試合に出て、WBCの話とかはせずに、「俺たちいい打線だな」みたいな(笑い)。そういうチームの話をしてましたね。

-プレミアや日米野球でプレー経験もあるが、今の立場の違いは

WBCはちょっと位置付け的に別なところがあるので、そこが一番違うかなと思いますね。前回のジャパンの時と、やっぱり気持ちの面ではちょっと違うかなと思います。