「SATO」に世界も注目? 6日のWBC初戦・台湾戦に向けた公式練習が4日、東京ドームで行われ、佐藤輝明内野手(26)が上々の仕上がりを見せた。
フリー打撃ではラストを4連発で締め、豪快に10本の柵越えを披露。終了後の取材エリアでは、米メディアの記者から直撃取材を受けた。メジャーも注目する虎の大砲が自身初の大舞台へ決意を語った。
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取材エリアに構えていた米メディアの“お目当て”は、大谷でもなく山本でもなく佐藤だった。「野球に興味を持った子どもの頃の自分が、今の姿を見たらなんて言うと思う?」。アメリカからやってきた記者の問いかけに、少し悩みながらも答えた。
「なんて言う…。『まだもっと上に行けるんじゃない?』って言うと思います。小さい頃、ずっとイチローさんを見ていたので、メジャーリーグが好きだったので『そこに早く行けよ』って言うんじゃないですかね」
将来的な夢を素直に明かしつつ、まず目の前の戦いに臨む。あこがれのイチローさんも戦ったWBCの戦いは目前だ。
「小さい頃からWBCという舞台は見ていたし、みんなの憧れの存在。僕は初めてで、本番どういうプレッシャーが待っているか、試合になってみないと分からないですけど。そういうところで戦えているというのは幸せなことだと思うし、楽しみながら最後までできたらなと思います」
世界も注目する主砲。まずは東京ラウンドで「SATO」の名をとどろかせる。この日の練習では、フリー打撃で34スイング中10本の柵越え。ラストは4連発で締めた。「準備はしっかりしたいと思いますし、ゲームになってみないと分からないところはあるので、楽しみです」。いつも通りのリラックスした表情ながら、言葉の端々に高揚感がのぞいた。
米メディアから野球を始めたきっかけを聞かれ、一昨年9月にこの世を去った祖父の勲さんとの思い出を語った。「おじいちゃんが野球好きだったので、その影響で始めました。キャッチボールもいっぱいしましたし。バッティングセンターも行っていたし、試合もたくさん見に来てくれました」。おじいちゃん子の少年は大好きな野球で、世界で戦うまでになった。
大谷を始め強打者たちと侍ジャパンの一員に名を連ねる。「いろいろみんなから聞けた。終わるまで、その貴重な時間というのを大切に過ごしたい」。メジャーとともに幼少期から憧れたWBC。その夢舞台にいよいよ立つ。【磯綾乃】

