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王JAPAN、西岡V3ラン

<WBC:日本18−2中国>◇2006年3月3日◇1次リーグ◇東京ドーム

 王JAPANが大勝発進した。初戦の中国戦。先発上原浩治投手(30=巨人)がまさかの同点2ランを喫した直後の5回だ。西岡剛内野手(21=ロッテ)が1死一、三塁から左越えへ勝ち越し3ランを放ち、打線に勢いをつけた。8回には俊足を飛ばしてタイムリー三塁打。王監督が掲げた「ストロング&スピーディー野球」を実践し、大舞台初戦で主役の座を奪った。日本は18−2と、地力の差を見せつけて8回コールド勝ち。今日4日は台湾と対戦する。

 西岡は、ホームランを狙って打席に立った。上原がまさかの同点本塁打を打たれた直後の1死一、三塁のチャンス。西岡はあくまで強気だった。「ここでホームラン打ったらヒーローだなと思った」。初球、強振したが空振り。「やっぱ無理だな」。考えを変え、続く球にはセーフティースクイズの構えを見せた。しかし、ここで再び考えが変わる。カウント1−2からの4球目を強振すると、大歓声の中、打球は一直線に左中間スタンドへ飛び込んだ。

 球場中に漂う重苦しい空気を一振りで振り払い「自分で真っ青になった。ホームラン入ってしまったって感じ。びっくりしているし、最高の気分です」と笑顔を見せた。ゆっくりとダイヤモンドを1周し、東京ドームに響き渡る「西岡コール」にベンチで帽子をとって応えた。打席の中で二転三転した若き思考。最終的に強振した理由については「一塁手が後ろだったので、バントにいったらたまたまボールになった。でもこの球なら外野フライ(犠飛)は打てると思った」と振り返った。

 昨季の本塁打は、わずか4本。41盗塁を記録し、史上2位タイの若さで盗塁王を獲得し、王監督から「スモールベースボール」の象徴として不動の2番に指名された。それが、記念すべきWBC日本代表初本塁打をマーク。8回には右翼線に適時打を放ち、俊足を飛ばして一気に三塁に到達した。結局2安打5打点と大爆発。王監督が大会前日になって変更したスローガン「ストロング&スピーディー」をだれよりも実践してみせた。歴史的なWBC初陣の主役は、イチローでも王監督でもなく、紛れもなく21歳のニューヒーロー西岡だった。

 3年目の昨季は初めてロッテでレギュラーを獲得し、31年ぶりの日本一に貢献した。飛躍を目指す今季、キャンプ中にバレンタイン監督から「イチローの打撃を良く研究してこい」と送り出された。「すべてを学びたい」と向かった福岡合宿を経て、今では1、2番コンビとして、日本代表に欠かせない存在になった。「イチローさんはものすごい、いい打者で光栄ですけど、それよりもJAPANのユニホームを着て試合できることが光栄」と大舞台を思い切り楽しんでいる。

 結果は残したが、もちろんここで満足などしない。「まだ1勝。何とか1位通過できるように明日も頑張りたい」。勝ち続け、走攻守3拍子そろった「日本の西岡」を、広く世界にアピールする。【前田祐輔】

 ▼日本が18得点で快勝。プロが参加した国際大会では01年W杯(台湾)のフィリピン戦(21—0=7回コールド)に次ぐ大量得点。

 ▼西岡が5打点をマーク。西岡が1試合5打点以上を挙げたのは、過去に昨年3月27日楽天戦(6打点)の1度だけだった。

 ▼日本は5回に西岡、福留が連続本塁打。プロが参加した国際大会で日本の連続アーチは00年シドニー五輪オランダ戦の中村(近鉄)松中(ダイエー)、04年アテネ五輪キューバ戦の城島(ダイエー)中村(近鉄)に次いで3度目。

(2006年3月4日付日刊スポーツ)







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