ドミニカ共和国が1次ラウンドから6戦全勝でサンフランシスコ行きを決めた。プエルトリコとの1位決定戦では、5回にサンタナの右越え本塁打で先制し、8回にも加点。先発のロドリゲスら4投手が相手打線を3安打に抑え、守護神ロドニーが最後を締めると、歓喜の輪が広がった。

 連戦の相手が主力を休ませたのとは対照的に、1日休養日があり万全だった。ペーニャ監督は「選手には自由に、楽しんで戦えと言った。みんなやるべきことは分かっているから」と絶大な信頼を寄せた。

 2大会ぶりの準決勝進出となる。09年の前回大会は1次ラウンドで2度オランダに敗れ、2次ラウンドにも進めなかった。次は因縁のオランダと18日(日本時間19日)に戦う。4年前に屈辱を味わった主砲カノは「過去のことは気にしない。目の前の試合に勝つ。あと2つだ」と初優勝へ闘志をたぎらせた。