国内のプロ野球を、圧倒的な打撃力で盛り上げる。日本ハム大谷翔平投手(22)が、巨人とのオープン戦(東京ドーム)で、12球団トップタイとなる4号本塁打を放った。5回1死、巨人大竹寛のスライダーを、逆方向となる左翼スタンドへたたき込んだ。右足首痛でWBCに出場できず、大きく出遅れたが、復帰後9戦で5本塁打(2軍戦含む)と圧巻の内容。1週間後に迫った31日の開幕戦(対西武、札幌ドーム)へ向け、視界はクリアに広がっている。

 東京ドームに歓声が戻った。大谷がバットで、野球ファンに興奮を届けた。WBC1、2次ラウンドの舞台・東京ドームで行われた、大会後初のオープン戦。5回、巨人大竹寛の122キロスライダーを、ライナーで左翼スタンドにたたき込んだ。「真ん中でしたけど、しっかり自分のスイングができたと思います。それなりに集中して打席に入れていると思います」。夕方には侍ジャパンのメンバーが帰国。その夜に、国内野球の主役を堂々と張った。