ボクシングの世界ユース金メダリストでアマ9冠&49戦無敗の「ザ・キング」藤木勇我(18=大橋)がプロ3戦目でWBCユース王座戦に挑戦する。11月26日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた(大田区総合体育館)で同ユース・ライト級王座決定戦に臨むと29日、発表された。フィリピン・ユース同級王者ロネリック・バレステロス(フィリピン)とベルトを懸けて拳を交える。同興行はIBF世界フライ級王者矢吹正道(34=緑)が同級1位ミエル・ファハルド(26=フィリピン)との3度目防衛戦、WBA世界ミニマム級王者石井武志(26=大橋)が初防衛戦(挑戦者は調整中)に臨むダブル世界戦が組まれている。
プロ2戦目に続き、世界戦興行で試合が組まれた。「形になるものがほしい」とベルトへの意識も高まっていた藤木は「前回の試合前から(大橋秀行)会長に内容が良ければ次の試合でこのタイトルマッチをやらせてもらえると言われ、気合が入っていた。自分次第でやるかやらないか決まっていたので、ほっとしているし、うれしい気持ち。モチベーションは高い。アマからでかい試合をしてきたが、それ以上のモチベーションで。この試合にすべて懸ける」と口にした。
対戦相手は母国でユース王座を保持し、7勝(6KO)1敗1分け。パンチ力がある好戦的なタイプだ。藤木は「映像で見る限り、パワーもありますし、好戦的で結構、イケイケな選手。自分が距離を取っても打ち合いにいっても面白い試合になると思う」と想定している。
今月14日から5日間、静岡・富士市の駿河男児ジムでスパーリング合宿を積んだ。当時のWBOアジア・パシフィック同級王者大畑俊平(駿河男児)のパートナーを務めた。大畑は26日の防衛戦の前日計量で体重超過して王座剥奪。試合も負け、新王者はペテ・アポルリナル(31=フィリピン)となった。藤木は「スパーリング合宿を終えて自分は勉強になることがあったし(大畑を)応援していた。でも王者が変わったので取りにいきたいと思った」と率直な心境を口にした。
アジア王座を狙うためには、まずWBCユース戦で良いパフォーマンスをみせることが必須。藤木は「アジア王者が変わったし、自信がある。試合は会長が決めて下さる試合をやることに変わりはない。もし内容良く勝てば、もしかしたらあるかもしれない。重要な1戦になってくると思う」とやる気満々だった。
6月10日のプロデビューから、9月2日の2戦目を経て、早くも3戦目。試合サイクルは短いものの「自分は会長が決めてくださった試合をやるだけ。会長についていけば、自分次第で必ず世界王者になれると思っている。会長についていく。それだけです」と口元を引き締めた。
WBCユースは19年9月の年次総会の目玉試合として初開催。将来、世界王者になる有望株が貴重なステップとして設置された。挑戦できる年齢は23歳11カ月まで。

