第13試合でKNOCK OUT-BLACK女子アトム級(-46キロ)王座戦3分3回が行われ、王者の山田真子(32=DOJO JAPAN)と挑戦者の平岡琴(36=フリー)が対戦。平岡が判定4-1(29-28、27-29、29-27、28-27×2)で山田を下し、プロ人生初のベルトを獲得した。

平岡は立ち上がりから、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者の山田と真っ向から打ち合い、2回には頭から突っ込んでくる山田にカウンターのひざを連続でたたき込んだ。

最終3回には両者ホールディングで1点ずつ減点される場面もあったが、最後まで渾身(こんしん)のパンチを繰り出し続けた平岡が執念の戴冠(たいかん)を果たした。

平岡は試合後「本当に最高の気分です。デビューから11年ずっとベルトを巻けなくて、私はベルトに縁のない人生なのかなと思った時もあったんですけど、本当に諦めなくてよかったです」と涙を流した。

そして平岡は「ベルト似合ってますか」とファンに語りかけ、「私の夢を一緒にかなえてくれて本当にありがとうございます。これからチャンピオンとしてもっと強い姿を見せていこうと思ってますし、何かに挑戦することに年齢制限なんてないってことを私はこれからもこのリングで証明し続けようと思うので、これからも応援していただけたらうれしいです」とあらためて誓った。

平岡は長年RISEを主戦場に活躍。アトム級王座を保持していた同門で後輩の宮﨑小雪の現役引退・王座返上に伴い、25年12月に同級王座決定戦に臨んだ。しかし島田知佳に敗れてベルト獲得ならず。この敗戦のショックから「一度は引退まで考えた」という。

しかしベルトへの未練を捨てきれず、現役続行を決意。今年4月にKNOCK OUTへの電撃参戦が発表され、初参戦にして山田への挑戦が決定した。

山田の交通事故による負傷欠場で1度は試合は延期となった。だが王座戦が再設定された舞台は、くしくも平岡の地元横浜。大勢のファンの前での凱旋(がいせん)試合でついに悲願の王座を獲得した。