ダブル世界戦(4日、島津アリーナ京都)の予備検診が1日、都内で行われ、WBC世界ライトフライ級王者木村悠がV1戦へ仕上がりの良さを強調した。

 木村は挑戦者との初対面にも冷静だった。ロペスより身長で2・5センチ低く、リーチは5センチ短かった。「思ったよりも身長は高くなく、戦いにくいことはない」。いつも通りの落ち着いた表情で口にした。

 うれしいことに胸囲が2センチアップした。世界初挑戦で初のキャンプに参加し、今回は外国人パートナーもついた。練習に自覚も出て、今回から首の強化、バイクこぎなどのフィジカルにも力を入れた。「いいトレーニングができて、体も進化した」と確認できた。

 仙台での王座奪取から地方での連戦となったが「出張のつもりで」と話す。久実子夫人が旅行好き。冬の古都でV1を果たし、暖かい南の島に連れて行くご褒美を楽しみにしている。