大仁田厚(59)が10日、東京・水道橋のプロレスショップ闘道館で会見を開き、2017年10月31日、後楽園ホールでの引退を発表し、「さよなら大仁田、さよなら電流爆破 大仁田厚ファイナルツアー」の概要を発表した。

 「さよなら大仁田、さよなら電流爆破 大仁田厚ファイナルツアー」は、9月9日の大阪・エディオンアリーナ第2を皮切りに、同16日に福岡・博多スターレーン、10月29日に愛知・名古屋国際会議場、そして後楽園ホールで行われる。

 10・31の対戦相手については、まだ決まってないといい「こういう人という希望はあるが今後、考えていきたい。嫌われてるもんですから。後楽園ホールは、ふさわしい人でやりたい。交渉してみようかなと思っています」と語った。

 今後、追加大会も予定されているが、電流爆破が絡む大会に関して、大仁田は「さよなら電流爆破は関東地区で考えています」と明言。後楽園ホールでは電流爆破が出来ないが、記者から「後楽園ホールではやらないのか?」と突っ込まれると「後楽園でやったら出入り禁止になる。犯罪者にはなりたくない。今のところなっていないので」と笑った。

 またファイナルツアーと並行し、ZERO1と組んで「イジメ撲滅、地方創生」を掲げて全国150カ所を回り、各地の首長と意見交換した活動の一環として、6月10日に新潟県糸魚川市で開催される「がんばれ糸魚川チャリティプロレス」に参戦することも発表した。大仁田は「強い人はいじめなんかやらないんだよ。リングの俺たちの姿を見てくれよ、と。各地を回ったことは記念になる。今年も最後まで回っていきたい」と語った。【村上幸将】