世界初挑戦の挑戦者の同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)は、井上尚弥の圧倒的な強さの前になすすべがなかった。

 2発の左フックに吹っ飛ばされ「井上尚は偉大な王者だ。非常にパワフルだった」と潔く完敗を認めた。

 果敢に前へ出ようとしたものの、王者の左ジャブに手を焼いた。

 パンチを放った際にガードが下がってしまっては、井上尚を相手に勝ち目はない。

 現実を見せつけられた27歳の挑戦者は「私の不注意が招いた結果。反省がある」と、うなだれるしかなかった。