総合格闘技の旧PRIDEミドル級王者ヴァンダレイ・シウバ(40=ブラジル)が1574日ぶりに試合復帰する。

 24日(日本時間25日)、米ニューヨークで開催される米総合格闘技ベラトール180大会(マディソン・スクエア・ガーデン)で元UFCファイターのチェール・ソネン(40=米国)と対戦する。23日(同24日)には前日計量に登場。ソネンとともに205・8ポンド(約93・3キロ)で一発クリア。13年3月3日のUFC日本大会以来となるケージ(金網)戦となるシウバは、はかりの上で両拳を突き上げて喜んだ。

 今週開かれた大会記者会見では、シウバがソネンの右肩を手で突き飛ばし、乱闘寸前となった。もともと14年7月のUFC175大会で対戦が1度決まりながら、シウバがネバダ州アスレチックコミッションでの薬物検査を拒否し、試合は中止に。永久追放となって引退表明した後、3年間の出場停止に処分が変更されていた。因縁深いカードとなる。

 なおセミファイナルに登場する旧PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(40=ロシア)は236・4ポンド(約107・2キロ)、対戦相手のマット・ミリオン(38=米国)も256・ポンド(116・3キロ)でクリアした。