2人組音楽ユニットで、紅白歌合戦にも出演した元キマグレンのボーカルでクレイ勇輝こと榑井勇輝(36=EBISU K’sBOX)が、プロボクサーのラストファイトに臨む。13年11月のプロデビューは1回KO負けで、17日の37歳ボクサー定年を控えての2戦目。今日11日に東京・後楽園ホールで、2戦2敗の針生(REBOOT)との4回戦に最初で最後の白星をかける。

 10日は都内での計量を契約体重より500グラム少ない57・5キロでパスし、自然と笑みが浮かんだ。3年半のブランクも、仕事の合間を縫って週数回練習していた。定年が近づく中で「やらないと後悔する。勝ちたい」と2戦目を決断した。

 初戦に続いて左の相手となった。「1回は右とやりたかった」と苦笑も「左を意識せず自分のスタイルでいくだけ。アウトボクシングはできない。打ち合う」。ライセンスを取得した芸能人はいるが、試合するのは極めて異例。今度こそ勝利という快挙!? に挑む。