ボクシングの元世界ヘビー級王者ウラジーミル・クリチコ(ウクライナ)が3日、現役引退を表明した。

 AP通信によると「アマチュア、プロのボクサーとして、夢見たものを全て成し遂げた。第二の人生をスタートさせたい」との声明を出した。

 41歳のクリチコは、1996年アトランタ五輪で金メダルを獲得。プロ転向後は64勝5敗の戦績を誇り、兄ビタリとともにヘビー級で主要4団体のタイトルを独占した。ことし4月にロンドンで行われた一戦で、国際ボクシング連盟(IBF)王者のアンソニー・ジョシュア(英国)に11回TKO負けを喫した。