ロウのクルーザー級戦線で活躍する元ドラゴンゲートの戸沢陽(32)が、王座奪取に成功した。

 6月から所属する「タイタス・ワールドワイド」のボス、タイタス・オニールの交渉によって同級王者ネヴィル(30)に挑戦。トペ・スイシーダ2発を決めた戸沢は、雪崩式のブレーンバスターを浴びるなど大技連続のシーソーゲームを展開。ネヴィルの必殺技レッドアローを直前でかわすと、トップロープに立ってダイビンセントーンを成功させ、完璧な3カウントを奪って新王者となった。

 昨年11月にクルーザー級の選手としてWWEと契約し、RAWを主戦場でファイト。7月のPPV大会「グレート・ボールズ・オブ・ファイア」などで王座挑戦しながら敗れてきたネヴィルを撃破した戸沢はオニールに肩車されながら、達成感いっぱいの表情を浮かべた。これで8月20日(日本時間21日)に開催される真夏の祭典サマースラム(米ニューヨーク・バークレーセンター)で王者としてネヴィルの挑戦を受ける予定。

 WWEを通じ、戸沢は「このベルトを持って俺はサマースラムに挑みます。このベルトを持っているってことはこのタイタス・ワールドワイドにもいいことなんで、俺はサマースラムでもこのベルトを絶対に守ります。応援、よろしくお願いします」とコメント。さらに会場を盛り上げている恒例の決めぜりふ「アー! アー! アー! アー!」で締めくくった。