さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで18日に行われる「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)の公開計量・記者会見が17日、都内で行われ、リミットの67・5キロでパスした久保優太(29)が初代ウエルター級王座決定トーナメント優勝を、試合前日にファンに誓った。

 1回戦で元同門の弟分・木村”フィリップ”ミノル(24=ブラジル)と対戦する久保。6月の対戦発表では「プロとして鬼になれるか不安もある」としていたが、3カ月で鬼に変身した。

 会見では、かつて2人そろって指導を受けていた矢口哲雄トレーナーのもとで練習していたことを告白、木村を驚かせた。「僕が一番強かった時に教わっていた矢口トレーナーに『僕を世界チャンピオンにしてください』と懇願して、練習をやってきた。世界で一番強くなる練習をしてきたので、明日はそれを見ていてほしい」と宣言した。

 その他の1回戦は、渡部太基(29)-モハン・ドラゴン(40=ネパール)、山際和希(28)-メルシック・バダザリアン(25=アルメニア)、塚越仁志(33)-ハン・ウェンバオ(20=中国)。実力伯仲で混戦が予想される。