「ロックスター」中邑真輔(37)が、WWEヘビー級王者ジンダー・マハル(31)に「晴れ舞台」を邪魔された。

 8日(同9日)に米ミシガン州デトロイトで開催されるPPV大会ヘル・イン・ア・セルを控えたオープニングで、中邑はインタビュアーのルネ・ヤングに紹介されて入場。5日後の王座戦への期待を膨らませているファンの大歓声を浴びてリングインした。

 インタビューでは、毎週のように中邑の変顔写真を大型ビジョンに示して見下してきた王者の言動に対して問われた。中邑は不敵な笑みを浮かべながら「棒とか石なら骨を折るかもしれないけれど、あんな言葉では少しも傷つきはしない」と自信たっぷり。さらに「オレがWWE王者になった時、マハルはオレのエキセントリックな部分を知ることになるだろう」と言い切った。

 その直後、マハルの配下にあるシン・ブラザーズの邪魔が入った。2人の入場に気を取られた中邑は、背後から登場した王者の急襲を受けた。エルボーやハイキックで反撃をするものの、3人の連係プレーで捕獲され、マハルの必殺技カラス(コブラクラッチスラム)を受けてマットに倒れ込んだ。リングの中心でWWEベルトを掲げた王者の前で動けなくなった屈辱は、5日後のタイトル挑戦で晴らすしかない。