メインイベントのウエルター級5分5回で、15勝1分け無敗と勢いのあるダレン・ティル(24=英国)が大金星を挙げた。同級ランキング6位ドナルド・セラーニ(34=米国)と対戦。1回4分20秒、TKO勝ちをおさめた。

 序盤は左構えのティルが相手のテークダウンをかわしながらテンポよくジャブを打ち込んだ。1回終盤、強烈な左拳がセラーニにクリーンヒットし、さらに連打を浴びせた。そのままレフェリーストップよるTKO撃破となった。値千金の勝利を手に入れたティルは「トップ10にいる自分にとっては史上最高のファイターのセラーニに勝ったんだ。今日の試合は一生、忘れない。キャリアで1番大きな試合だった」と喜んだ。

 さらに「心の奥底では間違いなくいつかチャンピオンになってやると思っている」と将来的な王座挑戦にも意欲をみせ、地元リバプールでのUFC開催もアピールしていた。