06年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家・石井慧(30)は再起戦となる今年3戦目を一本勝ちで飾った。

 メインカードで、ビヨン・シンデベルグ(37=ドイツ)と総合ルールのヘビー級ワンマッチで激突。1回に腕がらみ(キムラロック)で一本勝ちをおさめた。

 「相手はボクシングもグラウンド(寝技)もとても良かった」と振り返る石井は「ミドル(キック)とパンチからのクリンチで攻めようと思っていました」との作戦通り、シンデベルグとの距離を縮めて捕獲。テークダウンから寝技へと持ち込んで、関節技で仕留めるイメージ通りの展開だった。

 次戦は来年のFFC大会になるという。「FFCのベルトに挑戦したい」と意欲を見せており、来年中に王座挑戦する可能性も高まってきた。