WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が同級5位の挑戦者トマ・マソン(27=フランス)を破り、初防衛に成功した。

 序盤は探り合いの展開となったが、比嘉が的確に攻撃を当てて4ラウンド終了時の判定では3-0と圧倒。中盤6ラウンド、反撃を狙いガードの緩んだマソンの隙を突き、比嘉が一気に攻勢をかけた。7ラウンド、マソンがこの試合初めてダウン。目元を負傷し、試合続行不能となりTKOで比嘉が勝利した。

 比嘉は5月に前王者エルナンデスを破り、25年ぶりとなる沖縄出身の世界王者となった。ここまでの戦績は14戦14勝で14KO。14連続KOは日本記録の15にあと1と迫る記録となった。