メインのヘビー級5分5回は、同級2位の元王者ファブリシオ・ヴェウドゥム(40=ブラジル)が3-0の判定で同8位マルチン・ティブラ(32=ポーランド)を下した。

 序盤からリズムに乗るヴェウドゥムがの距離を詰め、技ありのクリンチとヒザ蹴りを仕掛けた。ハイキックとミドルキックを織り交ぜながら試合を進め、ティブラの強力なパンチを何とか防御。最終5回には相手の左ハイキックを浴びて一瞬、ふらつくピンチもあったが、ヴェウドゥムが最後まで戦い抜き、判定勝ちを手にした。

 10月のUFC216大会でウォルド・ハリス戦での一本勝ち以来、短期間での2連勝を飾ったヴェウドゥムは「シドニーはすごかった。オーストラリアが大好きだ。ティブラは素晴らしいファイターだ。きっと長いキャリアを歩んでいくだろう」と対戦相手をリスペクト。その上で「自分の方がちょっとだけ年上だけど引退する前にもう1度、ベルトがほしい」とも王座への再挑戦に意欲を示していた。