世界ジュニアヘビー級選手権は、王者TAJIRI(47)が、鈴木鼓太郎(39)の挑戦を退け、3度目の防衛を果たした。

 TAJIRIは、鈴木に終始ボディー攻撃を受け大苦戦。何度もカウント3寸前までいきながら、反撃のチャンスを伺う展開となった。10分過ぎ、鈴木のスキをついで緑色の毒霧を顔面に吹きかけ、バズソーキックでとどめを刺した。試合後、青木篤志(40)がリングに登場し、次期挑戦者に名乗りを上げ、2月3日、横浜文化体育館大会でのタイトル戦が濃厚になった。TAJIRIは防衛について「年末にヒザをやっていたけど、鼓太郎はボディーが効いたと思ったのか、ボディーを攻めてきたので、逆に助かった」とほっとした表情を見せた。この日発表されたジュニア・バトル・オブ・グローリー(2月13日開幕)への出場も決定した。「今回(出場者の中で)1番のおっさん。でも、プロレスにはおっさんしか出せないうまみや渋み、わびさびがある。それで頑張っていくしかない」と話していた。