王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。

<比嘉大吾(ひが・だいご)>

 ◆生まれ 1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市。

 ◆スポーツ歴 保育園まで水泳と体操の教室に通う。宮城小2年から野球をはじめ、宮城ドリームズに所属。6年で主将を務め、市内大会で創部初の優勝。仲西中でも野球部で主将。

 ◆具志堅に憧れ 中学3年の時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画をテレビで見て触発され、宮古工でボクシング部へ。国体8強が最高成績。通算36勝(8KO・RSC)8敗。

 ◆プロ転向 高校卒業後に上京し、白井・具志堅スポーツに入門。14年6月にデビューし1回KO勝ち。

 ◆王座 15年7月にWBCユース・フライ級王座を奪取。16年7月に東洋太平洋フライ級王座も獲得。

 ◆家族 両親と兄。

 ◆スタイル 身長160・8センチの右ファイター。