現役最年長のプロレスラー、グレート小鹿(75)が、タイガー戸口(70)百田光雄(69)と214歳トリオを結成し、越中詩郎、青柳政司、斎藤彰俊の平成維新軍をやっつけた。

 ゴングが鳴る前に襲撃を受けた小鹿は、場外に落とされ、越中らから集中攻撃を浴びた。リング上でも相手に捕まり、一方的に攻め立てられた。

 それでも、顔面かきむしりや、かみつき攻撃を繰り出し、形勢は逆転。最後は、謎のマスクマンの乱入にも助けられ、混戦のすきに小鹿は青柳を丸め込んだ。

 試合後小鹿は「相手は合計30歳以上若いけど、リングに上がった以上、年は関係ない。フォールを取れたから良かったよ」と笑顔で話した。09年両国大会以来の試合となったタイガー戸口は「上に1人、小鹿さんが頑張っているから、オレらも元気でいないといけない」と話した。百田は「超満員の、昔からのお客さんがいて、このじじい連中に力を与えてくれた。今日はプロレスがやりやすかった」と満足そうに話していた。