WWE女子王座への挑戦権を持つ無敗のアスカ(華名=36)が巨体を誇るナイア・ジャックス(33)との死闘を制した。

 アスカが負けた場合には4月8日に控えるWWE最大の祭典レッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)でジャックスも女子王座戦の挑戦者となってしまうシングル戦。アスカは得意のヒップアタック、ニー・バーと得意の攻撃を繰り出たものの、身長183センチ、体重123キロの肉体を持つ相手の圧倒的なパワーで何度もはじき返された。

 持ち上げられてのジャックハマー、サモアンドロップと次々と大技を浴びてダメージを負った。苦戦を強いられたが、パワーボムを狙ったジャックスの動きに合わせて体勢を入れ替えると、そのままフランケンシュタイナーから丸め込んで3カウントを奪取した。

 ところが接戦を制した後、アスカは激怒したジャックスの襲撃を受け、場外の防御壁にたたきつけられた。そのままスタッフに両脇を抱えられながら退場。

 試合視察したロウ女子王者アレクサ・ブリス(26)には「誰もアレクサには敵わない」とアスカ得意のフレーズを引用した挑発も浴びた。これでレッスルマニアでは、アスカがロウ女子王者ブリスに挑戦する可能性が高くなった。(デーブ・レイブル通信員)