諏訪魔と、藤田和之の因縁の対決は、藤田組の勝利に終わった。第5試合に行われた諏訪魔、佐藤光留、岡田佑介組対藤田、ケンドー・カシン、NOSAWA論外のはぐれIGFインターナショナル組の一戦。

 2月3日の横浜文化体育館大会で、世界タッグ王座戦終了後に、諏訪魔は会場に現れた藤田らに襲撃されていた。その雪辱戦は、試合開始から諏訪魔と藤田が、激しい打撃戦を展開。しかし、藤田組に場外に誘い出されると、そこからはほぼ一方的に藤田組ペース。

 最後は、リング上で、諏訪魔と藤田が1対1で戦っているすきに、諏訪魔組の岡田が、NOSAWAにレフェリーストップ負け。勝利した藤田は、リング上で缶入りハイボールで祝杯を挙げた。試合後、藤田は「めんどくせー、本当にめんどくせー。何なんだよ全日本は」とインタビュールームの机を蹴り倒して退場。敗れた諏訪魔は「悔しいよ。この結果は。唯一の収穫は、藤田と打ち合ったときに、熱い者を持っているんだなと感じたこと。天龍さんの引退興行から止まっていた針が、動きだしたんだよ。オレたち、まだやり足りない。こんなんじゃ終わらない。全日本にもう1回、舞台を用意してもらいたい」と、再戦をぶちあげた。