米団体ROHや新日本プロレスなどでファイトし、昨年8月にWWEと契約したアダム・コール(28)が新設王座とタッグ王座の2冠を一夜で奪った。

 まず初代NXT北米王座を懸けた6WAYラダー(はしご)戦に出場。リコシェに飛び技で主導権を握られたものの、負けじとコールも5人連続のスーパーキックを成功させ「アダム・コール・ベイベー」の決めぜりふも会場に響かせた。ラダーを使った激しい攻防が展開され、乱戦を抜け出したリコシェに先にベルトを奪われるかと思われたが、コールがラダーを倒してリコシェを排除。自らベルトをつかんで初代王者となった。

 またユニット「アンディスピューテッド・エラ」のカイル・オライリーとのタッグでNXTタッグ王者を決めるダスティ杯タッグトーナメント決勝戦(三つどもえ戦)にも参戦。試合は波乱の展開で、味方のオライリーがピート・ダンにフォールされそうになると、ダンのパートナー、ロデリック・ストロングが裏切り。エンド・オブ・ハートエイクでマットに沈めたダンの上に、倒れていたオライリーをかぶせてフォール勝ちをアシスト。コール、オライリー組がNXT王座を奪取し、ストロングのユニット加入も認めた。

 またNXT王座戦は、挑戦者アリスター・ブラックが王者アンドラデ“シエン”アルマスを撃破。NXT女子王座戦は、挑戦者シェイナ・ベイズラーが王者エンバー・ムーンに勝ち、それぞれ新王者となった。