27日にサウジアラビアで開催されるビッグマッチ「グレイテスト・ロイヤルランブル」で、WWEヘビー級王座挑戦を控えるヒール仕様の中邑真輔(38)が王者AJスタイルズ(40)との前哨タッグ戦を制した。

 ルセフ、エイデン・イングリッシュと組み、AJスタイルズ、ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソン組と6人タッグで激突。序盤はスタイルズ、ギャローズ、アンダソーンという元新日本プロレス「バレットクラブ」トリオの連係攻撃にのまれ、ルセフがギャローズにビックブーツまで決められた。

 王者組にペースを握られたかと思われたが、ルセフ、イングリッシュを排除していたギャローズの背後を狙っていた中邑が反撃。ギャローズのヒザ裏に蹴りを入れてヒザをつかせ、そのままキンシャサを打ち込んで、フォール勝ちした。

 試合後、中邑は怒り心頭のAJスタイルズに襲撃されたものの、隙を突いて、今や得意技となった股間への急所攻撃で応戦。もん絶するAJスタイルズの目の前で、飛び出してきたアンダーソンにもキンシャサを成功させた。非情攻撃に徹した中邑は不敵な笑みで王者を見下し、そのままリングを後にした。