元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(41=ロシア)が秒殺勝利で再起戦を飾った。同級GPトーナメント1回戦(5分3回)で、元UFC同級王者フランク・ミア(38=米国)と対戦。開始すぐに前に出たミアに押されると、投げ技で倒して応戦。再び立ち技勝負に戻ると、前進するミアに右フック、さらに顔面に強烈な左フックをヒットさせた。前のめりでダウンした相手の顔面に背後から左の連打を浴びせ、レフェリーストップ。1回48秒、TKO勝ちをおさめた。

 17年6月、マット・ミリオン(米国)に1回TKO負けして以来、約10カ月ぶりの再起戦で白星を飾ったヒョードルは「幸せな気持ちだ。神に感謝している」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。すると2回戦の相手となるチェール・ソネン(41=米国)が登場。「次の試合はもっと短い時間で終わることになるからな」と挑発を受け、にらみ合いを展開していた。