日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月5日のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦前の薬物検査で陽性反応が出た尾川堅一(30=帝拳)にプロボクサーライセンスの1年間停止処分(昨年12月5日より起算)を科したと発表した。

 世界戦で初めて日本選手がドーピング違反となった事態を重く見て「ファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。既に判定勝ちで王座獲得した試合は無効となり、開催地米ネバダ州コミッションから6カ月の資格停止処分とファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)の処分を受けていた。