ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が今秋、元世界5階級制覇王者との初防衛戦に臨む可能性が出てきた。

 大橋会長は5日、横浜市内のホテルで開催された大橋ジム後援会発会記念祝賀会後、井上が参戦表明している賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦の相手に言及。元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)の参戦見通しを明かし「1回戦は王者同士にならないので、ドネアの可能性は十分ある」と明かした。

 WBSSに向け、来週中にもスパーリングを開始する井上は「出場するからには優勝したいと思う」と宣言。優勝した場合には「(ジムに)真夏の練習後にクールダウンできるプールがほしいです」と大橋会長に要望した。すると同会長も「380万円ぐらいでできるよ」と約束していた。