元WWEヘビー級王者のCMパンク(39=米国)が9日(日本時間10日)、米総合格闘技(MMA)のUFC225大会(米イリノイ州シカゴ・ユナイテッド・センター)でMMA2戦目に臨む。

 マイク・ジャクソン(33=米国)とのウエルター級3分3回を控えた8日(同9日)に出身地でもあるシカゴで開かれた前日計量に出席。170・5ポンド(約77・34キロ)でパスしたジャクソンに対し、CMパンクは169ポンド(約79・66キロ)でクリアした。

 約8年間、WWEに在籍し、ヘビー級王者として活躍しながら14年に退団。同年12月にUFCと契約し、総合ファイターに転向した。約2年間のMMAトレーニングを経て、16年9月にUFC203大会でオクタゴンデビュー。しかしミッキー・ガル(米国)に134秒、一本負けを喫していた。今回は約1年9カ月ぶりのオクタゴンとなる。

 CMパンクは「前回の負けで多くの人が怒っていた。もちろん人に意見を言う権利があるが、自分もやりたいことをやる権利があるんだ」と総合格闘技への熱意を米メディアのインタビューで口にしている。WWEでスーパースターとして一世を風靡(ふうび)したものの「プロレスは過去のこと。この5年間で過去にしようとしてきた」とUFCファイターとしての初勝利に集中している姿勢を示した。