ウエルター級4位コルビー・コビントン(30=米国)が同級暫定王者となった。セミファイナルで同級1位ハファエル・ドス・アンジョス(33=ブラジル)との同級暫定王座決定戦5分5回に臨み、判定勝ちを収めた。序盤から激しい殴り合いを続けて前に出たコビントンが主導権を握り、的確にテークダウンも取り続けた。4回に相手左拳をあごに受けるなど劣勢のシーンもあったが、最終5回もケージ際に相手を追い込み、派手な殴り合いを展開。3-0の判定で暫定王座を獲得した。

 元UFCライト級王者ドス・アンジョスを圧倒したコビントンは「今はまさにオレが夢見ていた瞬間だ。この1週間、ずっと言い続けてきた。メディアにもファンにも。今回はオレの番だ。それについては誰も何も言えない。UFCではオレが新しいマネーファイトになる」と自信たっぷり。同級正規王者タイロン・ウッドリー(36=米国)にもかみつき「これがホンモノのベルト。今日はヤツがオレとの試合に出てくるはずだったのに来なかった。オレがウエルター級王者、ニューキングだ!」と豪語していた。