3冠ヘビー級王者宮原健斗(29)がディラン・ジェイムスの挑戦を退け、2度目の防衛を果たした。

 宮原は、ジェイムスのパワーに場外戦やリング上で終始押され気味の展開で大苦戦。エルボー3連発を放っても、逆水平チョップ1発でなぎ倒されるシーンが続いた。終盤には、左右のラリアットからパワーボムで絶体絶命のピンチも、何とかカウント2で返した。直後に、ヒザ蹴り3連発で逆襲。最後はシャットダウン・スープレックスホールドで23分8秒、試合を決めた。

 試合後ゼウスから挑戦を受けた宮原は「ゼウス、望むところだ。いつだっていいよ。あいつのホームでもいい。オレは日本がホームだから、どこだっていいよ。オレが王者の時代に、歴史上最も全日本を盛り上げる」と高らかに宣言した。