全日本プロレスは13日、横浜市内の事務所で会見を行い、30日の札幌大会で世界タッグ選手権に出場するディラン・ジェイムス、崔領二の王者組と、諏訪魔、石川修司の挑戦者組が決戦へ向け抱負を語った。

 石川は「今年の2月にベルトを失って以降、結果らしい結果を全日本で残せていないのでチャンスだと思う。おれたち暴走大巨人が全日本を引っ張っていくためにベルトが必要」と王座奪還へ向け決意を語った。諏訪魔も「全日本のチャンピオンじゃないのに、タッグのことを世間に語れない。ベルトがあれば、オレたちの価値を世間にアピールできる」と話した。

 迎え撃つ王者組の崔は「ベルトを取ってからその重みを毎日感じている。暴走大巨人はいつか来るなと思っていた。この2人とぶつかり合えることは、正直うれしい。歴史に残る戦いを残したい」と冷静に語った。ジェイムスは「2人は全日本の中でも大きな選手で力強い。今は、ベルトを守るということだけ、考えている」と話していた。