WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)に衝撃の1回KO負けを喫した元世界王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)は、「大変強いハンドパンチを持っている。油断したわけではないですが、パンチが入ってしまった。見えてませんでした」と決着シーンを振り返った。

作戦は距離を取ることだったという。「彼のパンチが届かない距離で戦おうとしたが…」と唇をかんだ。

井上の優勝の可能性を聞かれると、ヘルマン・カイセド・トレーナーは「井上がトーナメントに勝つ」と断言し、パヤノも日本語で「はい、はい」とうなずいていた。