UFCからRIZIN初参戦の佐々木憂流迦(29)が、強豪マネル・ケイプ(25=アンゴラ)を圧倒し、大差の判定で勝利した。

佐々木は、強打と身体能力の高いケイプの前進を、膝蹴りを合わせけん制。スキを見てタックルを仕掛け、攻め続けた。2回には、タックルから流れるような動きで後ろに回り、得意の裸絞めを仕掛けたが、惜しくも逃げられた。3回も佐々木の優勢は変わらず、最後まで危なげない戦いで、元UFCファイターの実力を見せつけた。佐々木は「ケイプが強くて、なめてはいないけど、すごく練習してきたなと思った。あとは、試合が楽しかった。ケイプはすごくレベルアップしていて、自分が上になってパンチしているときに、オレのほおにキスしてきた。そんな暇があったら逃げろよと思った」と、試合を楽しそうに振り返った。てんぐをイメージしたコスチュームでの入場や、爆発したような金髪で、RIZINに新たなスター候補が誕生した。