第10試合のギャビ・ガルシア対バーバラ・ネポムセーノ(ともにブラジル)戦終了後、プロレスラーの神取忍が、リング内に乱入するハプニングが起こった。

ガルシアが勝利すると、もうじっとしていられなかった。関係者ら2人が制止したにもかかわらず強引にリングに上がりマイクを奪い叫んだ。「逃げんじゃねえよ。試合しろ」。今にも襲いかからんばかりの勢いでまくし立てた。

ガルシアとは、17年12月に対戦するはずだったが、相手の体重オーバーで試合が中止になった因縁がある。世界最強の女柔術家は「神取さんを尊敬しています。誰とでも戦います」と過去を忘れたのか、笑顔さえ浮かべながら涼しい顔で受諾。これを聞いても神取の興奮は冷めなかった。

最後は3人かかりでリング外に出されたものの、帰り際の花道でも叫び続け、対戦を熱望した。