5月18日に英グラスゴーでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝に臨むWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が17日、成田空港でグアム合宿出発前に報道陣の取材に応じた。

IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBSS準決勝に備えたフィジカルトレーニングのキャンプ。砂浜や坂道を走って下半身強化、体幹を鍛えるメニューを消化する予定で「この合宿から戻って(試合まで)残り3カ月。この合宿をメドにスイッチを入れたいですね」と気持ちの切り替えを強調した。

通常は熱海でフィジカルトレーニングを積んできたがWBSSのために15年8月以来、2度目となるグアム合宿に切り替えた。荷物にはチューブやラダー、コーン、土のうトレ用の袋、ランニングで持つ1キロのダンベルも2個が積み込まれた。井上は「リフレッシュがてら、追い込むことになる。この時期に暖かいところでのトレーニングは大きい」と意欲的。

井上のフィジカルを担当する高村淳也トレーナーは「(通常の)熱海合宿よりもきついメニューになる。負荷のかけ方とか厳しいものをやろうかなと思っています」と厳しいトレーニングになることを説明していた。