ボクシングの元3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)が世界前哨戦(4月8日、東京・後楽園ホール)でタイ・スーパーフライ級8位サハパップ・ブノップ(タイ)と対戦することが5日、決まった。

年内に日本男子初となる4階級制覇を目指しており、大事な19年初戦となる。八重樫は「相手どうこうというのは置いておき、自分は試合に向かって練習するのが好き。いらないものをそぎ落としていく日々がかけがいのないものなの」と昨年8月の向井寛史戦以来、約8カ月ぶりのリングに気持ちを高揚させた。

この日、ジムのホープ桑原拓と4回のスパーリングを消化。松本好二トレーナーは「今日は打ち勝っていましたね」と順調な調整ぶりを口にした。先月25日に36歳となったが、同トレーナーが「なにも言わないとずっと練習をしている」というほどのハードワークで調整中。八重樫は「いつでも世界戦をやれる準備を進めています。自分の存在を忘れられないように気持ちを引き締めて次の試合に臨みたいです」と決意を新たにしていた。