ボクシングで5月に世界再挑戦する2人がスパーリングでしのぎを削った。

IBF世界フライ級4位黒田雅之(32=川崎新田)が6日に川崎市内のジムで、IBF世界ライトフライ級3位小西伶弥(25=真正)と3日に続いて6回手合わせした。サイズ、経験で上回る黒田が距離をとって的確にパンチで優勢も、小西も中に入っての連打で応戦した。

6年ぶりの世界戦となる黒田は「お互いに目指すところは一緒なので、いい刺激になった」と話した。内容は「初日60点から40点。対応されたし、メリハリがなかった。先にもっと突き放したかった」と反省した。前日はJ1川崎フロンターレに続き、練習後にBリーグ川崎ブレイブサンダースのホーム戦でPR。新田会長は「営業続きも疲れもあるかな」と苦笑いだった。

昨年に続く世界戦となる小西は、2日から東京に出稽古に来ていたWBA同級王者京口(ワタナベ)とも2日間で8回こなし、合計20回で遠征打ち上げとなった。こちらは「初日はボコボコにされた。10点が20点になり、すごく強い選手と少しでも修正できた。いい経験になった」と感謝していた。