初代王者浜崎朱加(37)が、InvictaFC世界アトム級王者ジン・ユ・フレイ(34)との“世界最強決定戦”に3-0判定で勝利した。

16年9月に同王者としての防衛戦で出血TKO勝利を収めた相手を、2年9カ月ぶりの再戦で退けた。

フィジカルに自信を持つ相手に、スタンディングでオーソドックス、サウスポーと小刻みにスイッチしながら、的確なジャブで主導権を握った。3回開始早々、初めてタックルを仕掛けてテークダウン。柔道出身の強みを見せ、ハーフマウント、けさ固めの体勢で圧力をかけ続けた。

「最初は打撃勝負がしたかったけど(相手は)打撃が強くなっていた。1発が重くて、もらったときはちょっと危なかった」という。

スーパーアトム級の“世界最強決定戦”で初防衛を果たした。次戦の相手は? 同じ階級で、自分が昨年大みそかに勝った浅倉カンナに、山本美憂が完勝した。「山本選手はすごく強くなっている。何よりフィジカルが強い。脅威と言うか侮れないですね」と印象を語り、タイトル戦の候補としてのイメージも「もちろんあります」と即答した。