Aブロック公式戦が行われ、昨年覇者の棚橋弘至(42)がバッドラック・ファレ(37)に敗れ、優勝戦線から脱落した。

意表をついて巨体ファレを丸め込んだところで、逆に丸め込まれて4敗目。2連覇が消滅した。棚橋は「優勝戦線に残れなかったこと。得意とする丸め込みで3カウント取られたこと。両方がこんなにも悔しいとは…。優勝戦線すら絡めなかった。この現実をどうやって受けとめていくか」と淡々と悔しさを語った。その上で「まだG1は続く。あきらめたことないから」とエースらしく明るく自分を奮い立たせた。

6月には自身7冊目の著書『カウント2・9から立ち上がれ』を出版。苦しみながらプロレスラーとして生きる自らの姿を赤裸々に記し、あきらめない大切さをアピールした。左肘手術から復帰して約2カ月。必殺技のハイフライフローも解禁し、アラフォーの星として2連覇を狙ったが、完全復活は先送りとなった。