WBOアジア・パシフィック・フライ級王者阪下優友(28=角海老宝石)が同級6位望月直樹(25=横浜光)を10回KOで下し、初防衛を果たした。

序盤から足を使って巧みに攻める望月にペースを握られた。もともと後半勝負の作戦だったが、思うように体が動かず大苦戦。だが、中盤から望月が打ち合いに応じてきたことで、阪下も手数がアップ。10回にラッシュから右カウンターを当て、左フックでキャンバスに沈めた。9回までのジャッジペーパーは、2人が84-87、1人が83-88で、0-3。大逆転勝利で16年12月に敗れた望月にリベンジした。阪下は「ラッキーだった。3年前より運が良かった。ふがいない内容だった」と反省した。

大の競馬好き。前日20日に購入した菊花賞の馬券は惜しくも外していた。「今日運を使ったということ。納得しました。来週の天皇賞は当てます」と笑った。