ボクシング元3団体統一ヘビー級王者で現WBC世界同級2位のタイソン・フューリー(31=米国)がプロレスデビュー戦を勝利で飾った。

今月上旬、WWEスマックダウン観戦中に挑発されたことを発端に大乱闘を展開してきた「巨獣」ブラウン・ストローマンとのシングル戦に臨んだ。

パワーに勝るストローマンから「カモーン」と挑発されたフューリーは、ビッグブーツやヘッドバットで攻撃。相手のショルダータックルがポスト誤爆した好機を逃さず、カウンターのキックやビッグブーツで反撃するなど、プロレスデビュー戦にもかかわらず、互角の攻防をみせた。相手のランニング・ショルダータックル2発で追い込まれた直後、フューリーは電光石火の右フックをクリーンヒットさせて逆転。場外で倒れ込んだストローマンのリングアウトにより、フューリーが因縁マッチを制した。

試合後、起き上がったストローマンからパワースラムの襲撃を受けたものの、来春にもWBC世界ヘビー級王座再挑戦を控えるフューリーが存在感を示した。