インターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔がノンタイトルの3王者対決に敗れた。スポークスマンのサミ・ゼインをセコンドにつけ、US王者AJスタイルズ、NXT北米王者ロデリック・ストロングとの三つどもえ戦で激突した。

いきなりニー・ドロップやランニング・ニーをAJスタイルズを押し込んだ中邑は、ストロングにもかかと落としからのランニング・ニーで攻めた。さらにAJスタイルズに捕獲されたストロングに向けてライダーキックもさく裂。直後に狙ったキンシャサは、場外にいたAJスタイルズに足を引っ張られて失敗した。続けてリバース・パワースラムからのキンシャサでストロングを圧倒したが、またもAJスタイルズのカットでフォールできなかった。

何度もチャンスをつぶされた中邑はリング上で1対1となったAJスタイルズを「カモーン」ポーズで挑発。スピニング・ヒールキックからランドスライドまで成功させて追い詰めた。しかしAJスタイルズのフェノメナール・フォアアームをモロに浴びてダウン。AJスタイルズを場外に排除したストロングの横取りフォールで3カウントを許した。

ロウでUS王者として君臨するAJスタルズと同じようにスマックダウンでIC王者として中邑も存在感を示している。昨年中盤までWWEヘビー級王座を懸けて競い合っていた好敵手とのリングで再会した中邑は「ロウのAJスタイルズ、オレとお前は永遠のライバルだよな。そしてNXTのロデリック・ストロング、オレは知ってるぜ、お前のこと。何度も何度も戦ったよな。願わくば勝ちたかった。でも楽しかったぜ、久しぶりに。また会おうぜバカども」と振り返っていた。